ロウ付け



ロウ付け(硬蝋付け)

 450℃以上の融点をもつ蝋材を、接合間隙で溶融、凝固させて接合する方法。
 硬蝋にはたくさんの種類があります。どの蝋を使うかは、製品の種類や形、所要強度、材質や肉厚、 さらに鍛練性や色などを考慮して選びます。



ロウ付け作業

 接合しようとする両材料間に蝋をはさんで、溶融させます。(下図解1-1,1-2)
この部分に製品と蝋の合金をつくることによって接合します。(下図解1-3)
使用する蝋は、合金になるため、製品の成分と近い蝋を使うと合金がより密着し、色もにてきます。 そのため、金製品には金蝋、銀製品には銀蝋を使うのがよい。
また接合部分に溶剤を塗ってから蝋付けするのは、溶剤が先に溶けて接合部分表面の酸化膜を取り除き、 その後、蝋をながしてくれるからです。

 軟蝋をつかった蝋付けを普通ハンダ付けといいます。
軟蝋は融点が450以下のものをいい、軟蝋には鉛、錫、アンチモン、カドミウム、 亜鉛などの合金がありますが、最も多いのは錫と亜鉛の合金のはんだが用いられます。 作業は、バーナーなど直火で蝋材を溶融して、製品に接着させる方法です。 アクセサリーの場合は、主に錫合金のラバーキャスト製品に用いられます。


ロウ付図解1-1 ロウ付図解1-2 ロウ付図解1-3
図解1-1 図解1-2 図解1-3



硬蝋の種類

金蝋

金、銀にニッケル、銅などを添加して融点を調節した蝋材。

ロウの種類 融点℃
金ロウ  (成分は金、銀、銅、亜鉛、カドミウム) 18金ロウ810
16金ロウ780
14金ロウ760
10金ロウ745
ホワイトロウ  (成分は金、銀、亜鉛、ニッケル) (金性12K)790
ピーロウ  (成分は金、パラジウム、銀) (金性14K)980

銀ロウ

銀と銅の合金に亜鉛、錫、カドミウムなどを添加して融点を調整した蝋材。
(成分は銀、銅、亜鉛)

ロウの種類銀含有率%融点℃流動点℃ロウ付け温度℃
2分ロウ83.3810820820〜920
3分ロウ70.0720780780〜950
5分ロウ66.7720755755〜870
7分ロウ58.8675720720〜830
早分ロウ55 600635635〜760

黄銅(真鍮)蝋
銅と亜鉛の合金蝋材で、主に銅と銅合金、鉄鋼材料などのロウ付けに利用されます。

その他、燐銅蝋、アルミニウム蝋、特殊用途蝋材があります。
それぞれ、線状、帯状、粒状、粉末状態の金属蝋があります。

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